どうして音がなるのかな?
どうして毎日聞こえるの?
ずーっと音がしたまま消えてくれないのはなぜ?
時々聞こえる音は頭のどこからくるの?
こんな悩みや不安を抱えて、耳鳴りと毎日お付き合いしているのではないでしょうか。
耳鳴りの元となるものは、体の中にあることは間違いありません。
しかし、実は健康な状態でも静かな場所にいると体の音は聞こえるものなのです。
小説などで静けさをあらわすことばで有名な「シーン」という表現がありますよね。
実際に防音室などで静かにしていると耳の奥からそんな音がします。
これは体の中で発生している音なのです。
血液が血管を流れる音、筋肉が動くときにする音、心臓が動く音。
体のあちこちから耳に音が伝わってきます。
耳をふさいでみるだけでもゴーッとかザーといった血液の流れるような音がきこえてきます。
静かな場所にいればいのちの活動する音が耳の奥できこえるかもしれませんね。
耳から音として取り込むことが出来るのは、耳の奥にある液体が振動していろんな音として脳に伝えてくれる神経があるおかげなのです。
この神経に異常があると耳鳴りがおこるのです。
キーボードの鍵盤が押さえられたまま元に戻らず音が出続けるイメージですね。
ではどんなときに異常がおきてしまうのでしょう。
まず思い浮かぶのは耳の病気です。耳鳴りがするというひとの多くが音がきこえずらくなる病気にかかっています。
加齢によって器官にがたがきていたり、なぜかわからないまま突然に聞こえなくなったりということもありますし、中耳炎にかかり耳の奥の液体に別の液体や膿が混ざったりしておかしな音が聞こえたりすることもあります。
次に耳に一番近い脳の部分から耳鳴りが来るのではないかと想像してしまいますね。脳の病気の場合は、めまいなど他の症状も一緒におこることがおおいようです。
強く出る症状が耳鳴りではなく他の症状のほうなので、それによって耳鳴りもついてくるようです。
耳の奥にある液体に振動をおおきくして伝えるのが鼓膜です。
この鼓膜が過剰に振動して耳鳴りがおこることもあります。
耳の近くの血管で血流障害が起こるとその音か耳鳴りとなってあらわれます。
耳垢や、ごみなどが動いてコロコロ音がすることも耳鳴りになりますね。
コンサートで大きな音を聞いたり、ヘッドホンで大きな音にして聞くと耳鳴りがはじまることがあります。
直接耳に関係してない耳鳴りもあります。
調べても耳自体に異常がないときには心の病気や自律神経のみだれだったりします。
あごのずれている人、咬み合わせが良くない人、にも耳鳴りがおこるのです。