プラシーボってご存知でしょうか。サプリメントの名前とは違います。
受けている治療や処方されている薬に対して、これは効果があると信じることで症状が改善されるというものです。
古くから医師たちに認識されていた方法で、実際に臨床試験でもその効果は確認されています。プラシーボの効果は最大で70%という実験結果も出されているのですから、無視できないものですね。
「この方法で病気は治る」「この薬で治る」と信じることで、実際には効果がない治療法や薬で病気が治ったり改善していくのです。
極端な話、砂糖で作った薬を「耳鳴りに非常によく効く薬」と偽って飲ませても、効果が出るのです。
これは患者さんが医師や施術者を信頼すればするほどあらわれてきます。
病は気からという言葉があるように、体が心の影響を受けやすいというあらわれですね。
信頼関係を築くことで耳鳴りなどに対する心の不安が取り除かれます。
そして勇気、楽観、希望、安心といったプラスの心理が回復を助けます。
耳鳴りの原因が心因性のもの、自律神経失調症などから起こっているのなら、プラシーボ効果というのもかなり期待できる方法なのではないでしょうか。
信じるものは救われるという言葉もあるように、疑いの目で治療を受けていたり、薬などを飲んでいるより、信じることで効果が倍増することもありそうですね。