一緒に症状がでる病気は少ない
耳鳴りがおこる病気で、頭痛をともなうものはあまりないようです。
めまいと頭痛は多くは脳の病気に良く見られる症状です。脳の病気では耳鳴りがおきるのも一部の病気(小脳腫瘍)くらいで、まれなことなのです。
メニエール病ではおもにめまいの症状が強いのですが、耳鳴り・めまい・難聴と頭痛をおこす人もいます。
もし耳鳴りの治療で薬を飲んでいるのでしたら、薬の副作用であることも考えられます。
抗不安薬・抗ヒスタミン薬・抗めまい薬・抗うつ薬など頭痛や頭が重い感じになるといった状態を招く可能性のある薬は多いのです。
漢方薬に変えてみるのも良いかもしれませんね。
デスクワークやOA機器の操作、車の運転など、日常の動作で肩こりをまねき、耳鳴り、頭痛がおきているのかもしれません。
また、肩がずれていたり、あごがずれていたりと体が歪んでいると、頑固な肩こりや腰痛、背中が痛いなど筋肉や筋が苦しくなるのと、耳鳴り、頭痛、気力低下などもおこります。
耳鳴りと頭痛がおきる、その多くの人はストレスのためすぎによってあらわれた自律神経失調症、更年期障害、心因性(うつなど)によるところが大きいようです。
ストレスのためすぎによっておきる症状は一つではなく幾つも出てくるので、それが原因と判断されるまでにたくさん検査をしなくてはなりません。
主症状として出てくるのが、耳鳴り、めまいのことが多いのです。
自律神経失調症... | 頭痛・肩こり・眼精疲労・冷え・呼吸困難・動悸など。 |
更年期障害... | 頭痛・多汗・不眠・のぼせなど。 |
心因性... | 頭痛・倦怠感・食欲不振または過食など。 |
どれにも、頭痛が症状としてふくまれています。
そして診断されて初めてストレスの多い生活をしていることに気付くわけですね。
心も体も頑張りすぎて過労の状態です。症状緩和のために、自分で選んだ治療法のほかに生活を見直すことも必要です。
心と体をリラックスさせてあげましょう。ゆっくりとした休養はもちろんのこと、仕事をしながら、家事をしながら、時々立ち上がって背中を伸ばしたり深呼吸してみることも休養のひとつです。
夜更かしを避けて、睡眠時間を確保しましょう。疲労を防ぐビタミンB群の含まれている食品を摂るのも良いでしょう。いろんな症状が出てもクヨクヨせず生活を楽しむことを考えましょう。