めまいの検査

耳鳴りとめまいを感じたときに、耳鼻咽喉科をたずねますね。すべての体の様子をみなければ、判断のむずかしいことですから色んな検査をします。
耳鳴りの検査については前述しました。次にめまいの検査を紹介しますね。
最初に問診がありますが、そのときにめまいの種類、耳鳴り・難聴の程度、どのくらい続いたか、など自分の状況説明をします。それから検査に入ります。

目の動きに異常がないかを調べます。
注視眼振検査...頭を動かさずに視線を上下左右にうごかし眼球の動きに異常がないかを調べます。
非注視眼振検査...目の焦点が合わないようにして眼球の動きの異常を見ます。「フレンツェルメガネ」または「赤外線CCDカメラ」を装着して調べます。
注視検査で異常が出たら耳の病気。非注視検査で異常が出たら脳の病気です。
温度刺激検査...耳の中に冷水か温水を入れて刺激します。耳が正常であれば強いめまいがおこります。障害があると逆にめまいが弱いかおこらないかです。。
直立検査...めまいを患っていると目を閉じた状態で両足を揃えて立ち1分間、片足ずつで1分間。目を開けたときと閉じているときをおこない、ふらつき具合を見ます。
足踏み検査...目を閉じて両腕を前に上げてその場足踏みを50回します。耳に障害があると一定の方向にずれます。脳に障害があるとふらつきが激しく足踏みできないことも。
書字検査...目を開けて書いた文字と目を閉じて書いた文字を比べて傾いた方向や歪みなどを調べます。
歩行検査...目を開けた状態と閉じた状態で前進歩行、後退歩行します。耳に障害があるとその障害がある側へ進みます。
重心動揺検査...重心動揺計という検査台の上に乗り目を開けた状態と閉じた状態の重心の動きを計ります。コンピューターで解析してくれます。耳の障害によるものか、脳の障害によるものかがわかります。
指標追跡検査...ゆっくりと動く左右を往復する点を追います。目がスムーズに動くかを見ます。脳に障害があるとぎくしゃくします。
視運動性眼振検査...上下左右に早く動く黒い縞模様を見ます。目が縞模様をとらえられるかを調べるものです。正常ならスピードがついても目で追うことが出来ますが、脳に異常があるとゆっくりした動きでもとらえることができません。
回転刺激検査...回転いすに座り回転中と回転後の眼球の動きを記録します。左右に回したり振り子のように揺らしたりして、脳の中で情報がうまく処理されているかを見ます。

めまいについて更に詳しく知りたい方は...
耳鳴りに加えて、めまいまで起きたら辛くて堪りませんよね。
めまいについて詳しくお知りになりたい方は、

  • めまいの種類ごとの原因・対策
  • めまいに伴う症状
  • めまいに効く食べ物

など、めまいについて徹底解説している「めまい大辞典」をご覧ください。


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